第2話 「悲しき片思い・・・」の巻
by
ゲロゲーロ
![]()
こんにちは。まだまだ寒いですね。
うちのミニケロちゃんも4ヶ月目に突入です。母となった喜びをかみしめている毎日ですが
今回は入院中のお話を。
超がつく神経質な部分がある私は、場所が変わると眠れない体質で、特に寝具には
敏感で旅先でも他人が使った布団が気持ち悪くてまったく眠れないという状態。
病院ではさすがに産後ということもあって、そんなこと気にする余裕はなかったけれど
産後すぐの授乳回数は多く間隔も短いので、夜はほとんど寝ることはできず、
その為、普通はお昼間に寝るようにするのだけど、案の定、私は眠れない・・・。
一時は安定した血圧も寝不足からグングン上昇し、日に2回測られるたびに
ドキドキし、体調は最悪な状態に。
毎晩、旦那さんのケロ君が来てくれたのだが、その度に号泣。
一緒に帰りたい。無理なら、ここに毎日泊まってぇぇぇぇぇ
はずかしい話だけど、たった数日でホームシックというか旦那シックというか。
付き添い不可で面会時間も夜の8時まで。
30分前には放送でお知らせが流れるのだが、それが流れると同時に涙と鼻水も
流れ、早く家に帰りたいよ〜と泣き続けた。
普通分娩なら1週間ほどで退院できるのだけど、帝王切開の場合は体調の経過次第。
血圧がなかなか正常に戻らない私は、焦りに焦った。
血圧が高めでは退院させてくれないものだと思い込んでいたからだ。
実際、助産師さんに聞いても「経過次第」としか答えてくれなかった。
血圧が下がらないのは、睡眠不足と旦那シックからくるストレスのせい。
ということは、退院するしか、よくなることはない・・・。
だから、おねがい! 私をここから出してちょーだい!
私が入院した病院は助産師さんが、20名ほどいて、毎回担当が替わる。
精神的にまいっていた私は、3人の助産師さんの前で泣いた・・・。
ちなみに母にも電話で「退院できひんねん」と泣いた。
二十歳やそこらならまだしも、高齢の私が、あかちゃんのことではなく
自分のことで泣くなんて。
助産師さん達もさぞかし呆れたことだろう。
しかし、泣きつづけた甲斐があり、私は10日間で退院することができた。
退院できるとわかった瞬間、やった〜と声を出し、病室で飛び上がって喜んだ。
正直、ミニケロちゃんと初対面した時よりも喜んだ。ごめんね、ミニケロ・・・。
この話を友達にすると「えー年したおばはんが・・・」と失笑。
「旦那さんも毎回泣かれて、うっとおしかったと思うでー。」
と容赦がない。
だけど、そうだ、そのとおりだ!
記憶をたどってみると、お別れの放送で私が号泣するのに対して、
ケロ君は、ちっとも寂しそうじゃなかった。
それどころか、元気というか、イキイキしてるというか・・・。
そうなのだ、彼は私が入院中、毎日、仕事→お見舞い→大好きなパチンコ
というスケジュールだった。
泣く泣く見送る私を、振り返ることもなく、病院の廊下をそそくさと帰っていく
ケロ君の後ろ姿を今でも鮮明に覚えている・・・。
私にとって苦痛な10日間は、ケロ君にとっては、薔薇色の10日間であったようだ・・・。