| 第6回:天使vs悪魔 | by空悟 野心旺盛の若おやじ |
あれは先月のこと・・・ 秋の気配が漂う会社の帰り道。 わたしはふらりとパチンコ屋に寄った。 パチンコ暦は10年以上と長い私 その日は客の少ないホールを選んだ そう、そんな気分だった・・・ 5千円札をすべて5百円玉へ両替する。 時間にして三十分か・・・ しかし当たりは引けない。 儚い・・ 追加投資と財布に目をやった私。 千円札を握り両替機に向かう。 千円札を1枚両替機に流し込む・・・ その時、 んっ!? あれっ??・・・ 5百円玉が出てこない。 一体どうした? よく見ると上部にバッテリーエラー という文字を発見 仕方がないので店員を呼ぶことにする。 店員は笑顔で応じてくれた。 しかし、あまり起こらないエラーなのか、 店員は小首を傾げながら2〜3分 両替機をいじる。 直らない。 どうした!店員・・・。 しばらくすると店員が口を開いた 「ちょっと調子が悪いですね〜。 お客様両替されたのは 1万円ですよね?」 なっ!?、唐突の質問に驚いた私。 1万円!? 私がいれたのは紛れもなく千円札 しかし店員はなぜか間違っている。 ここで1万円といえば1万円が 出てきそうな雰囲気だ・・・ それともこの店員は私を 試してきているのか? 二つの思いが私の頭の中で 瞬時に駆け巡る。 次の瞬間、返答を迫られる空気が すかさず、いや反射的だったか・・・ 「え、え−っと、せっ、千円ですっぅ・・・」 なぜか損した感が倍増した私は パチンコを続ける気になれず その日は寂しく 帰路についたのであった。 |
|