| 第5回: 夏の夜は汗ばんで張り詰めて眠れなくてああヤダ |
by ヘクトパスカル |
| お天道様※1が、地球とのおよそ5800万kmの距離である あなたのお肌の角質層に照準合わせ、ご存知色素の中の色素、ィヨッ、 お肌ノ守リ神、メラニン直撃UVびびびびび、さもジリジリヒリヒリの夏、 嗚呼そんな夏だったんだね、そんな君の夏だったんだねを、 お変わりなくお過ごしでございでしたか?ヘイ、ホー、レッツゴーでしたか? サディスティックな夏に、まんまと一杯冷や飯(おお不遇)喰わされましたか? 例えば麺。麺ですよ、そうですよ麺。あと、麺つゆ。旨味まみれの定番商品。 はてさて ご用とお急ぎでない男性女性、ええ、レディース/アンド/ジェントルメン/アンド/ ヨガのゴルゴ13のポーズ(意匠出願中)途中の、おっといま目が合いましたねぇ、 その誤差の狂いの無い、精緻(せいち)なスコープ越しに、BANG Bang (え、 何って、発射音ですってば、ライフルの、やだなぁ)。 単刀直入におうかがいしますよ。日本人、いやさ、倭(やまと)民族として問う、 夏の行事とはこれ如何に。 リュック背負ってつれづれハイキング?花火とビールと連れ合いとテーマパーク? 気の合う仲間達と風を感じにツーリング?アメーバ以来の生物的帰巣本能と、 バターの溶けるような、ほてった出合いの渇きの潤いを求めて海水浴? 自動販売機、コンビニエンスストアの煌煌の灯し火に誘(いざな)われ、 友達と深い夜のたむろ?蛾や羽虫、或いはチョウチンアンコウの餌か! 否否否イナ否ッ!賛成の反対、否定も否定、肯定すら否定、大否定である、 この軟弱者!我々繊細な大和民族の夏と言えば何あろう、祖先の墓石参りと、 人間関係(唾)がんじがらめの唾ツバ「お中元」であるッッ唾っ唾唾ツバっ!!!!!! お中元を軽んじて日本人と名乗るのは、その無節操にメシを喰らい続ける、 その、その、そのポッカリだらしなく彫られた口かぁぁぁぁぁぁaahhhhhh!!!!! イザナギノミコト※2が許しても、俺が許さぁぁぁん!!!!!! ! !? ・・・・・・・・・・・ おっと、ワタクシ少々昂揚の針が振り切れ、真ン中でクッキリよじれてしまいました。 いやはや、口が過ぎてしまい、もう謝罪の言葉もない。大きく吸う吸う吐く吐く、ふぅ。 今回のお中元への深い固執というのも、ワタクシこの夏、高級ハムのまごころセットの 配送の業務に携わってな訳で、ハイ、クソ私事です。余りのへだらぁな言行の不一致さに、 幻聴再生スイッチに(駄洒落は大人の嗜みです)荒荒しく指がねじ込まれ、 「お前のオフクロが、地獄で奪衣婆(だつえば)※4と √だぶるゆぅとか言うの〆 っつって、電話を受け取る時のハイトーンヴォイスで、ハンサムヒゲ兄ィやんしかも フレ様※4似を目ざとく見付けては、着衣を脱がせてはぴちぴちスパッツを 無理強いで着させ、脱がせては着させてるるるってよ、なあ俺、へらへら」って、 耳元で自分そっくりの河童に囁かれる並みの自己嫌悪。 俺は俺を否定します。 まったく、夏の夜という奴は、暑っ苦しくって、神経が嫌に尖り、 こんな下らない事ばっかりが頭を飛び交う、憎いあんちきしょうだぜ。 あ、下らないのはいつものことか、てへっ。 (この、文の締め括り方がくだらんわッ!) なお、 あっしの異情な劣情/ または私は如何にして心配するのを止めてお中元を愛するようになったか の話は、スペースの都合により、次回へ持ち越すことを ご了承下さい。(履歴書の特技の欄に、'まとまりの無い文章'の一文を 追加するとしやしょう) ※1 お天道様(おてんとさま)・・・・太陽の別名。以上。 ※2 イザナギノミコト・・・・日本の神話「古事記」由来による国産みの神。 イザナミノミコトとともに国土となる十四島を生み、 次に山の神や海の神など、多くの神を生んだとされる。しかし 火の神を生むとき、イザナミノミコトは大やけどをしてしまい (以下略) ※3 地獄で奪衣婆(だつえば)・・・・三途(さんず)の川の岸辺で、死者の衣服を 剥ぎ取る老婆。 ※4 フレ様・・・・ロックバンドQUEENのボーカリスト、フレディ=マーキュリーの 愛称。ちからわざの荘厳美麗の王様。 |
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